「お客さんになりそうな人だけに広告を出せたらいいのに」
「優良顧客のような新規のお客さんが来てくれないかなぁ」
そんなことを思っていませんか?
Facebook広告の【類似オーディエンス】という機能を使えば、あなたのサロンの優良顧客に近い属性のFacebookユーザーに広告を出すことができます!
今回は、類似オーディエンスの作成方法についてお伝えしていきます。
目次
類似オーディエンスとは?
類似オーディエンスとは、自社の顧客によく似た傾向を持ち、自社の商品やサービスに関心を示す可能性が高いFacebookユーザーを探し出し、そのFacebookユーザーたちに広告を表示するための機能です。
Facebookは、カスタムオーディエンスやコンバージョンピクセルを使って収集したデータを元に、彼らがどのような情報に興味や関心を持つのか、共通項を分析しています。
カスタムオーディエンスを元に類似オーディエンスを作成すると、カスタムオーディエンスでリーチできるターゲットの傾向を分析し、類似の傾向を持ったFacebookユーザーを割り出して、積極的に広告を表示してくれるのです。
顧客になる可能性が高いユーザーを、Facebookのデータベースから抽出して、そのユーザーたちに広告を配信できるということです。
引用:Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術 P.177より
類似オーディエンスを活用するメリット
コンバージョン率が上がり、CPAが下がることが期待できる
あなたのサロンに通っているお客さんと属性が似ているフェイスブックユーザーに広告を出せるわけですから、コンバージョン率が上がることが期待できます。
コンバージョン率が上がることで、CPA(問い合わせ単価)が下がることも期待できます。
LTVが高い新規顧客の集客を期待できる
サロンの優良顧客に近い属性のフェイスブックユーザーにアプローチできるので、そのユーザーが問い合わせ→来店すれば、LTVが高くなることが期待できます。
類似オーディエンスを作成する手順
まず「カスタムオーディエンス」という自社のリストを作り、その自社リストを使って「類似オーディエンス」を作っていきます。
カスタムオーディエンスを作る
(1)広告マネージャ画面の左上のボタンから「すべてのツール>」→「オーディエンス」を選択。
(2)「オーディエンスを作成」→「カスタムオーディエンス」をクリック
(3)「カスタマーファイル」を選択
(4)「既存のファイルから顧客を追加するか、データを貼り付けてください」を選択
(5)データを追加する
データを入力したファイルを追加するか、データをコピーしてそのまま貼り付ける方法があります。
・新しいファイルを追加(CSVまたはTXT)
・コピーして貼り付け
追加する顧客データは
・電話番号
・メールアドレス
のどちらかがいいでしょう。
(6)オーディエンスに名前をつける
名前をつけたら「次へ」をクリック
(7)データマッピングの編集
アップロードするデータを選択します。
正しくアップロードできていれば、自動的に選択されます。
「アップロードして作成」をクリックすれば、カスタマーオーディエンスの作成は完了です。
サロン集客におけるカスタムオーディエンスの作成例
サロン集客においては、例えば以下のようなカスタムオーディエンスが作れます。
※下にいくほど見込み度は高くなりますが、リスト数は少なくなるためアプローチできるユーザーも少なくなるので注意
・顧客リスト全てを追加
サロンに興味のあるお客さんという属性です。
お試しで来たお客さんもサロンの優良顧客も一緒になってしまっているので、顧客リストが少ない場合以外はオススメできません。
・2回以上来店したお客さんを追加
リピートしたお客さんという属性です。
お試しで終わらず、通う可能性が高いユーザーにアプローチすることができます。
・一定金額以上を使ったお客さんのみ追加
サロンの上位顧客という属性です。
リピートに留まらず、将来の優良顧客への成長が期待できるユーザーにアプローチすることができます。
サロンを経営して数年なら、それなりに顧客リストもあるはずです。
その場合は、ぜひ「2回以上来店したお客さん」か「一定額以上を使ったお客さん」でカスタムオーディエンスを作ってみてください。
類似オーディエンスを作る
次に、カスタムオーディエンスを活かして類似オーディエンスを作成していきます。
「オーディエンス作成」→「類似オーディエンス」をクリック。
類似オーディエンス作成画面の解説です。
(1)ソースを入力する
先ほど作成したカスタムオーディエンスを選択してください。
(2)地域を入力する
「日本」と入力してください。
(3)オーディエンスサイズを設定する
オーディエンスサイズは1~10%まで設定できます。
1%に近いほど、カスタムオーディエンス(サロンのリスト)に近いターゲットになりますが、ターゲット数は少なくなります。
反対に、10%に近づくほど類似性は少なくなりますが、ターゲット数は多くなります。
フェイスブック広告でさらに成果を上げるために
1%~10%すべて作成し、それぞれテストしてみる
実は、1%が一番いい結果が出るとは限りません。
また、サロンのような店舗ビジネスの場合、基本的には店舗から数十キロが広告の配信範囲になるため、オーディエンスサイズを絞りすぎるとアプローチできるボリュームが少なくなってしまいます。
『Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術』には、
「はじめて活用する場合、3~6%で展開してみるのがいいでしょう」と書かれています。
1%~10%まで作ってテストし、最も成果の出るオーディエンスサイズを見つけてみてください!
スタッフ売上1000万円サロンへの道
✔︎カスタムオーディエンス・類似オーディエンスを作ってみる
サロンに通うお客さんの属性に近いユーザーにアプローチできるのも、フェイスブック広告の優れた機能の1つです。
ぜひ類似オーディエンスを作って広告を出してみてください。
オススメ書籍
最後に、私がフェイスブック広告でオススメの本を紹介します。
『Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術』
フェイスブック広告の始め方から、効果的な出稿の仕方や効果測定の方法、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスなど、集客に直結するフェイスブック広告の運用方法が学べます。
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