こんにちは、田中勇太です。
あなたは「忙しいわりにお金が残らないなぁ・・・」と思ったことはありませんか?
もし思ったことがあるなら、あなたの価格設定に問題がある可能性があります。
そして、利益が出る価格設定ができているか確かめられる指標があります。
それは、【1分あたりの粗利】です。
目次
忙しいわりにお金が残らない理由
忙しいわりにお金が残らない場合には、
①粗利が低い=材料費を考慮せず価格設定している
②時間単価が低い=施術枠の時間を考慮せず価格設定している
の2つの原因が考えられます。
特に、②時間単価が低い=施術枠の時間を考慮せず価格設定している 可能性が高いです。
①粗利が低い=材料費を考慮せず価格設定している
粗利は【価格−材料費】です。
材料費がかかる場合は
「このメニューは材料費がかかるから、その分価格は高めに設定しよう」という風に考えられます。
しかし、材料費のことは考慮できていても、時間単価という視点が欠けているサロン経営者が多いです。
②時間単価が低い=施術枠の時間を考慮せず価格設定している
あなたは価格を決めるとき、材料費と「施術時間」で価格を考えていませんか?
しかし私は、「施術枠の時間」で価格を設定しています。
具体例を出すと、施術時間が60分だとしても施術枠が120分なら、120分のメニューとして価格を設定するということです。
お客様がいる間はお金を生み出す他の仕事ができない以上、「お客様をお迎えしてから送り出すまでの時間」で価格設定をするべきです。
利益の出る価格かわかる【1分あたりの粗利】
これを計算すれば、粗利が出るかつ時間単価も十分なメニューであるかがわかります。
ステップ1.粗利を出す
粗利は【価格−材料費】です。
例:価格10000円 材料費1000円の場合
10000-1000=9000円
粗利は9000円です。
ステップ2.粗利を施術枠の時間で割る
先ほども言った通り施術時間ではありません。
施術時間は60分でも、着替えや会計などで120分の施術枠になっていたとしたら、120で割ります。
例:施術枠が2時間の場合
9000÷120=75円
このメニューの1分あたりの粗利は75円となります。
改善の必要がありますね。
1分あたりの粗利の目安
私は、新しく作るメニューは1分あたりの粗利が100円以上になるように価格設定しています。
1分あたりの粗利を考慮しないと、せっかく作った新メニューが利益を生まない可能性もあります。
ですので、価格設定をするときはこの【1分あたりの粗利】を計算してくださいね。
スタッフ売上1000万サロンへの一歩
✔︎1分あたりの粗利を出す
新しいメニューの場合は、100円以上になるようにしましょう。
既にあるメニューで100円以下の場合、以下の3つを検討してみてください。
①値段を上げる
②時間を短くする
③材料費を下げる