「ウチのサロンの集客は、ほぼ紹介です」
自慢げに話すサロン経営者がたまにいます。
あなたはこのセリフを聞いてどんな印象を受けますか?
多くの人は
「いいな〜」
「ウチも紹介だけで回るようになりたい」
とうらやましく思うようです。
ですが、私はむしろ「大丈夫かな?」と心配になります。
なぜなら、「どうして紹介が起こっているかを理解していないから」です。
目次
「ウチのサロンの集客は、ほぼ紹介です」が危険な理由
私が「大丈夫かな」と心配になるのは、その紹介に再現性がないからです。
「何をすればどのくらいの割合で紹介してもらえる」という仕組みがないのです。
サロンの集客は紹介だけという経営者に「どうやって紹介だけで回るようにしたんですか?」と聞くと
「自分でもよくわからないんですよね」
と答える方がほとんど。
そういう方は、
「私のサロンが集客できているのはたまたまです」と言っているようなものです。
紹介を否定しているわけではありません。
費用もかからず、会う前から信頼性高まっているのでリピートする可能性も高い。
素晴らしい集客方法です。
ですが、その紹介に「再現性がない」というのは危険だということは覚えておいて欲しいです。
どうして紹介が起こってるかわからないということは、「いつ紹介が起こらなくなるかわからない」ということでもありませんか?
あなたがこの先サロンを閉めるまでお客さんに入り続けるならいいですが、
スタッフがお客さんに入ったときも同じように紹介は起こせますか?
これから先も紹介が起こり続ける自信がありますか?
そうでないなら、紹介に再現性を持たせるための仕組み化に取り組んでみてください。
紹介を仕組み化するために取り組むべき4つのこと
紹介による集客に限ったことではありませんが、サロン経営者は感覚的な方が多いように感じます。
紹介を仕組み化するために、ぜひ以下の4つに取り組んでみてください
紹介してくれる人、紹介される人の傾向を知る
紹介してくれた人には
「どうして紹介くれたんですか?」
紹介で来店された人には
「◯◯さんから、何と言って紹介されましたか?」
と聞いてみましょう。
これらの質問をして
・紹介してくれる人
・紹介される人
にどんな傾向があるか探りましょう。
傾向があることがわかると、
・どんな人に
・何で悩んでる方を紹介してもらうべきか
という、紹介を依頼するべき人・どんな人を紹介してもらうべきかというターゲットが見えてきます。
紹介を依頼するトークを作る
あなた以外の人でも紹介が起こせるよう、紹介を依頼するトークを作ってみましょう。
最初は「◯◯で悩んでる方がいたら、ぜひ紹介してください」というシンプルなものでも構いません。
紹介カードなどのツールを作る
お客さんが周りの人にあなたのサロンを紹介できるよう、
・紹介カード
・チラシ
などのツールを作ってみましょう。
ツールを見た人が問い合わせできるよう、電話番号やメールアドレスなどの連絡先を記載するのも忘れずに。
紹介依頼トークや紹介ツールの効果を計測する
トークやツールを作ったら、それらがどれくらい機能しているかを計測しましょう。
計測することで、このまま続けるべきか・改善すべきかがわかります。
良いものは継続し、イマイチなものは改善して精度を上げていきましょう。
まとめ
今回は、「仕組み化されていない紹介は再現性が低いため危険」ということと、
紹介を仕組み化するために取り組むべき4つのこと
- 紹介してくれる人、紹介される人の共通点を知る
- 紹介を依頼するトークを作る
- 紹介カードなどのツールを作る
- 紹介依頼トークや紹介ツールの効果を計測する
について紹介しました。
紹介は強力な集客方法です。
仕組み化するために、ぜひ取り組んでみてください。
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