サロン集客のためのフェイスブック広告【入門編】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

フェイスブックでのいいね回り・コメント回りはもうやめましたか?

 

前回の記事では、『サロン集客においてフェイスブックでのいいね回り・コメント回りはいらない』ということを書きました。

まだ読んでない方は、読んでから今日の記事を読んでください。

 

今日は、フェイスブック広告の設定方法や広告の作成方法についてお伝えしていきます。

目次

サロン集客でフェイスブック広告を使う4つのメリット

クリック課金制であるとか1日500円から始められるといったことももちろんですが、以下の4つはフェイスブック広告を使う強力なメリットです。

 

競合が少ない

資金力のある大手企業は、即効性があって効果も高いリスティング広告に予算を注ぎ込むため、フェイスブック広告は比較的手薄になります。

 

潜在顧客にアプローチできる

顕在顧客は欲求がハッキリしている分売りやすいですが、その分ライバルも多いです。

それに対し潜在顧客は、欲求に気づいていないため売りにくいですが、ライバルも少ないです。

 

パイで言えば、圧倒的に潜在顧客の方が多いです。

フェイスブック広告では、自分の欲求に気づいていない潜在顧客にアプローチすることができます。

 

ただし、顕在顧客と潜在顧客には違うアプローチを取る必要があるので注意が必要です。

 

フェイスブック広告とリスティング広告では、ユーザーが広告をクリックするときの動機が違います。

検索ユーザーは欲しいものがハッキリしているのに対し、フェイスブックを見ている人は自分の欲求に気づいていない状態です。

 

ですからフェイスブック広告は、「欲しい」と思ってクリックされるよりも、「なんだろう?」「気になる」といった動機でクリックされることの方が圧倒的に多いことを覚えておいてください。

 

それを踏まえて、広告やホームページ・ランディングページでは、ユーザーが欲求に気づけるようなメッセージを考える必要があります。

 

ターゲティング精度が高い

・年齢

・性別

・住んでいる地域

といったターゲティングはもちろん、自社の顧客リストに近い属性のユーザーに広告を出すということもできます。

(カスタムオーディエンスと類似オーディエンスについては別の記事で解説します。)

 

フェイスブックが最適化配信(=より問い合わせが発生するような配信)をしてくれる

フェイスブックの最適化配信をわかりやすく説明している書籍があったので、引用します。

「最適化配信」とは、Facebookの独自のアルゴリズムを使った広告配信です。

公式には発表されていませんが、Facebookは、Facebookユーザーがサービス内で行ったアクションを統計データとしてすべて収集しています。そして、「推奨」と表示された最適化配信のメニューを選択した広告に対し、やや高めの配信単価で、より成果を得やすいFacebookユーザーに広告を表示します。

つまり、Facebook広告の最適化配信とは、Facebookの統計データに基づいた「優良顧客」に向けて広告を配信できるメニューなのです。

引用:Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術 P.88より

 

 

次に、自社サロンの広告の運用結果を紹介します。

少し前になりますが、2017年7月のデータです。

(8月9月は新規のお客さんが入れない状態になったため、広告をほぼ停止してました。)

 

施術者が増え新規顧客を獲得する必要があったので、広告費を多めにかけました。

 

赤枠で囲っているのは問い合わせ件数、

青枠で囲っているのはCPA(問い合わせ1件あたりの金額)です。

 

優秀な広告セットは1件あたり3024円で、一番高い広告セットでも8698円で集客できています。

 

あなたのサロンは問い合わせ1件あたりいくらでしょうか?

10,000円を超えているなら、一度フェイスブック広告を試してみてください。

 

 

では実際にフェイスブック広告を出稿する手順を説明していきます。

 

フェイスブック広告を利用するための準備

・フェイスブックページ作成

・クレジットカード登録

・ホームページまたはランディングページを用意

これらはすでに準備が完了している前提で話を進めます。

 

フェイスブック広告で「トラフィック」目的の広告を作ってみる

今回は、「トラフィック」目的の広告の作り方を紹介します。

ホームページの問い合わせの発生を狙うなら「コンバージョン」目的で広告を作るべきなのですが、フェイスブックフェイスブック広告に初めて取り組む方は、「トラフィック」目的で広告を作ってください。

 

簡単に説明すると、コンバージョンがない状態では「コンバージョン」目的の広告の最適化は行われないからというのが理由です。

 

最適化配信を効率よく行うには実績が必要

 

①「実績」がないと最適化されない

Facebook広告の最適化配信は、よくクリックされる広告や、コンバージョンの実績を増やすことでさらに効果が大きくなりやすいのです。

特に「コンバージョン」に最適化する広告配信は、コンバージョンを獲得したことのないアカウントを使って出稿しても、ほとんど効果は得られません。

なぜなら、ターゲットを最適化するための材料である、過去の実績(コンバージョン)がないからです。

 

②「実績」を効果的に集める

最適化配信は、コンバージョンの実績と配信の結果を元に、コンバージョンしそうなユーザーを探して配信をしていきます。

コンバージョンの実績がない場合、Facebookはまず一部のユーザーたちに配信して様子を見ます。

次に、最初に配信したユーザーとは異なる属性を持ったユーザーたちへ広告を配信し、さらに反応を見ます。

これを繰り返しながら、最適化の精度を高めていきます。

課金はCPMでの課金となりますので、まずはクリックされない限り広告費が発生しないCPCでコンバージョンの実績を積むことをお勧めしています。

 

引用:Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術 P.90より

 

コンバージョンのデータが蓄積されてはじめてコンバージョン目的の広告が最適化されていきます。

なので、今回は「トラフィック」目的の広告を作成していきます。

 

広告設定画面へアクセスする

フェイスブックにログインし、画面右上の▼をクリックします。

メニューが表示されるので【広告を掲載】をクリック。

 

次の画面で【広告を作成】ボタンをクリックして、広告の作成を始めます。

 

キャンペーンの作成

キャンペーンの目的を選択します。

 

 

サロン集客においては「トラフィック」または「コンバージョン」が主な目的です。

 

フェイスブック広告を出すのが初めての場合は「トラフィック」を選択してください。

 

 

広告セットの設定

広告セットについて説明していきます。

トラフィック

トラフィックを増やしたい場所を選択します。

【ウェブサイト】を選択してください。

 

クーポン

保存できるクーポンを作成し、リマインダーを受け取れるようにすることでコンバージョンアップを促す機能です。

私のサロンは、初めてのお客さんは初回料金で案内をしているのでこの機能は使っていません。

 

オーディエンス

誰に広告を配信するかを設定できます。

地域

広告を配信する地域を設定できます。

 

【この地域のすべての人】を選択。

詳細な地域まで指定ができるので設定しましょう。

 

「地域名を入力してさらに追加」の欄に、あなたのサロンの住所を入力します。

その住所の半径1〜80kmまで設定できます。

 

年齢

どの年齢のユーザーに広告を配信するかを設定できます。

あなたのサロンの顧客の年齢層に設定しましょう。

 

性別

すべて・男性・女性の3つから選択できます。

女性か男性かで伝えるメッセージも変わってくるはずですので、どちらかに絞った方がいいです。

 

言語

使っている言語まで絞り込めます。

サロン集客においては設定する機会はないと思います。

 

詳細ターゲット設定

利用者層や興味・関心からもターゲティングができます。

※サロンのような地域ビジネスの場合、設定するとターゲットが絞られすぎる可能性があるので注意。

 

つながり

フェイスブックページにいいねした人や、いいねした人の友達をターゲットにすることができます。

※いいね数が少ないと潜在リーチ数が少なくなるので注意。

 

初めての場合の設定は、

・地域

・年齢

・性別

の3つのみで大丈夫です。

 

オーディエンスサイズについて

画面右側に、広告が表示されるオーディエンス数を予測するメーターがあります。

潜在リーチ数が少なすぎると配信されないし、多すぎると集客できる見込みが少ない人にも配信されてしまう可能性がありますので注意してください。

 

設定できたら、【このオーディエンスを保存】をクリック。

ここで保存したオーディエンスは、また広告を作る際に使うことができます。

 

配置

どこに広告を出すかを設定できます。

 

 

配置を編集の場合は、「機器タイプ」と「プラットフォーム」が選択できます。

 

自動的にパフォーマンスが高くなる可能性が高い場所で配信してくれるので、【自動配置(推奨)】にしましょう。

 

予算と掲載期間

予算や入札額、掲載期間の設定をしていきます。

 

予算

「1日の予算」か「通算予算」かを選択できます。

最初は【1日予算】で設定してください。

 

掲載期間

「広告セットを今日から継続的に掲載する」と「開始日と終了日を設定」かを選択できます。

「開始日と終了日を設定」の場合、設定した期間内で予算が消化されるように調整されます。

 

最初は【広告セットを今日から継続的に掲載する】で設定してください。

 

入札額

・自動

・自分で設定

の2つがあります。

【自分で設定】するの場合、推薦入札単価が出てくるのでそれを参考に単価を設定してください。

 

請求のタイミング

・インプレッション(CPM)

・クリック(CPC)

から選択します。

 

クリックは、その名の通り広告がクリックされた場合にのみ課金されます。

インプレッションは、広告が表示されたタイミングで課金されます。

 

今回はクリック(CPC)】を選択してください。

 

広告スケジュール

予算で【通算予算】を選択した場合に設定します。

・常に広告を配信する

・スケジュールを設定して広告を配信

問い合わせが発生する曜日や時間帯のデータがあれば、「スケジュールを設定して広告を配信する」設定で、特定の曜日・時間帯だけピンポイントに広告を配信するといった使い方ができます。

 

配信タイプ

・通常-選択された期間を通して広告が配信される(推奨)

・スピード-できるだけ早く広告が配信される

 

スピードの場合、1日の早い時間帯に予算を使い切ってしまう可能性がありますので、通常】に設定しましょう。

 

広告の作成

広告を作成していきます。

アイデンティティ

フェイスブックページ、Instagramのアカウントを選択します。

 

形式

数種類ありますが、今回は「1件の画像」を選択してください。

 

広告の役割について

サロン集客においてのフェイスブック広告の役割は、『ホームページ(またはランディングページ)に誘導すること』です。

なので、ユーザーの興味を引くことを考えてください。

 

フェイスブック広告の成果に大きく影響を与えるのは

・画像

・見出し

の2つです。

 

【画像】【見出し】には力を入れましょう。

 

画像

・画像をアップロード

・無料ストック画像

 

自前の画像がない場合でも、無料の素材サイトから画像を選んで使用することができます。

 

検索窓に単語を入れると、単語に関連した画像が出てきます。

高画質な画像が豊富に用意されているので、ぜひ使ってください。

 

※ビフォー・アフターのアピールやコンプレックスを喚起させる画像は審査に引っかかるので注意してください。

 

リンク

ウェブサイトのURL

クリックしたユーザーを誘導するURLを入力します。

 

見出し

「クリックしたらどんな情報が見られるんだろう?」というイメージを瞬時に伝える役割を担います。

続きが気になって思わずクリックしたくなるような内容を考えましょう。

 

クリックされることは重要ですが、リンク先のホームページと関連が薄いとコンバージョンにつながりませんので、関連性に注意してください。

 

反応の出る見出しを作るコツ

反応のあった見出しをいくつか紹介します。

見出しを考えるときの参考にしてみてください。

 

・あなたの背中、お肉がハミ出てませんか!?

・スラリとした脚がうらやましいあなたへ

・なぜむくみをそのままにしておいてはいけないのか?

・「私の顔、こんなに小さくなるんだ」

 

ユーザーの潜在的な欲求に呼びかけられるようなメッセージを作りましょう。

 

上で紹介した見出しは、

・背中のお肉に悩んでいる人

・脚の太さに悩んでいる人

・むくみに悩んでいる人

・顔の大きさに悩んでいる人

と、ターゲットを絞ったメッセージになっています。

 

見出しを考える2ステップ

見出しを考えるときは

1.訴求する悩みを決める

2.悩みを持つターゲットに響く見出しを考える

というステップを踏んでみてください。

 

見込み客の悩みから考えることで、その人に響くメッセージが考えやすくなります。

 

テキスト

画像の上段に表示されるテキストです。

見出しを補足するようなメッセージを考えましょう。

 

アクション

サロン集客においてはホームページからの問い合わせが目的なので、いろいろな種類がありますが【詳しくはこちら】がいいでしょう。

 

以下、詳細オプションについての設定です。

 

ニュースフィードリンク説明文

画像の下段に表示されるテキストです。

こちらも見出しを補足するようなメッセージを考えましょう。

ただし、一部の配置ではこのテキストは表示されません。

 

ディスプレイリンク(任意)

広告を見た人に表示されるURLが設定できます。一部の配置では表示されません。

 

URLパラメーター(任意)

設定しておくと、Google Analyticsでの解析に役立ちます。

 

ピクセルトラッキング

効果を計測するために必須です。

コンバージョンピクセルを設置する4ステップはこちら。

 

 

最後に【実行する】をクリックすれば、出稿の手続きは完了です。

 

フェイスブック広告の配信の前に、審査があります。

審査は早いと数分、長いと十数時間かかることもあります。

審査が終わると、ターゲットに広告が表示されるようになります。

 

 

スタッフ売上1000万への道

✔︎フェイスブック広告を出してみる

 

今日の記事を参考に、実際にフェイスブック広告を出してみてください。

 

広告が出せたら、

・コンバージョンの計測

・コンバージョン広告の出稿

・カスタムオーディエンス、類似オーディエンスの作成

にも取り組んでみてください。

 

↓の記事で方法を紹介してます。

 

コンバージョンを計測する方法

フェイスブック広告からの問い合わせを計測する4ステップ
計測は広告に必要不可欠なものです。この記事では、フェイスブック広告からの問い合わせを計測する4ステップを解説してきます。

 

コンバージョン広告を出す方法

サロン集客を加速させるフェイスブックのコンバージョン広告の出稿方法
フェイスブック広告には、Facebookの独自のアルゴリズムを使った「最適化配信」という配信方法があります。この最適化配信を活かせるのが「コンバージョン広告」です。この記事では、フェイスブックのコンバージョン広告の出し方について解説していきます。

 

カスタムオーディエンス・類似オーディエンスの作成方法

サロンの優良顧客に近い属性を集客できる、フェイスブック広告の類似オーディエンス
「優良顧客のような新規のお客さんが来てくれないかなぁ」なんて思っていませんか?Facebook広告の【類似オーディエンス】という機能を使えば、あなたのサロンの優良顧客に近い属性のFacebookユーザーに広告を出すことができます!

オススメ書籍

最後に、私がフェイスブック広告でオススメの本を紹介します。

Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術

フェイスブック広告の始め方から、効果的な出稿の仕方や効果測定の方法、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスなど、集客に直結するフェイスブック広告の運用方法が学べます。

ネットから集客できるようになりたい方はこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

スタッフ売上1000万サロンを作る方法

現場に出る時間を減らしつつ、スタッフの売上だけで成り立つサロンの作り方を無料で公開します!

 

✔︎スタッフの売上が少ない

✔︎自分が現場にいないとサロンが成り立たない

とお悩みのサロンオーナーへ

 

あなたの体が限界に達する前に手を打ちませんか?

あなたが現場に出る時間を減らし、スタッフ一人あたりの年間売上1000万のサロンを作ることは可能です。

 

私のサロンで取り組んできた、効果実証済みのノウハウをお届けします。

購読する

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す